革製品が大好きという革マニアの皆さん!
NAGATANIというブランドをご存知でしょうか?
NAGATANI(ナガタニ)は、レディースバッグを中心に、財布やメンズアイテムも展開するメーカーなのですが、そのクオリティの高さから、皇室や米国ファーストレディ向け商品の別注を受けている知る人ぞ知るレザーブランドになります。
そして、NAGATANIはもしかすると、日本を飛び越え、海外の方が知名度が高いブランドと言えるかもしれません。。。
NAGATANIが海外で注目されている理由は、恐らく、有名ブランドのバッグ等を既に持っているラグジュアリー層、一流ブランドとされる既製品に飽きを感じた富裕層を中心に、「人とは違ったものを持ちたい。しかし品質やデザインも良いハイエンドな商品を持ちたい。」という要望に応えてきたという点が挙げられるかと思います。
日本一の革キチを自称する管理人WalletLaboも、一度NAGATANIの作品を見てみたいと思っていたのですが、遂に!某見本市でNAGATANIの革製品を手にする事が出来ました!
もしかすると・・・これまで既にNAGATANIの情報を知りたく、革キチの私のサイトに来れば、NAGATANIのレビューが読めるかな、と訪問下さった方もいらっしゃったかもしれませんね。。。
という訳で・・・お待たせいたしました!
日本が世界に誇るNAGATANIを徹底解説します!
この記事を掲載したのは、2017年9月で、大阪の見本市の際に伺った内容になります。
翌年、2018年7月に、横浜の見本市でナガタニの社長、長谷圭祐氏にお話しを伺うチャンスがありました。
更に!皇室の方やファーストレディーに贈られたバッグも許可を頂戴し、掲載しています!
こちらの記事も、非常に濃い内容となっていますので、是非!ご覧いただけたらと思います。
ナガタニの社長、長谷圭祐氏に語って頂いた記事はこちら⇒NAGATANI(ナガタニ)について、長谷圭祐社長が徹底解説!
NAGATANI(ナガタニ)
上の写真は、NAGATANIの誇るフラッグシップのウォレット、ラウンドファスナー財布のSAHOになります。
NAGATANIがメインで使用している革は、ドイツの名門タンナー、WEINHEIMER / ヴァインハイマー社のシュリンクレザーとなっています。
因みに、今回の見本市で展示されていたバッグ、財布は、共にこのシュリンクレザーの製品でした。
管理人WalletLabo自身、NAGATANIの製品を手にするのは今回が初めてでしたので、見本市にいらしていたNAGATANIの社員さんに詳しくお話を伺いました。
NAGATANIについて
NAGATANIについて、教えて下さい。
NAGATANIは、今年で創業50年を迎えるハンドバッグを中心としたレザーブランドになります。
もともとは、革製品の受注のみを承っておりました。
ですが、2007年にオリジナルブランドのNAGATANIを設立し、2010年からは海外に向けて販売を開始し、ニューヨーク、パリ、ベルリンといった大都市の展示会に出展し、販売してきたブランドになります。
NAGATANIというブランド自体は、元々は海外向けのモノになります。
2010年にニューヨークで行われた展示会に出展したのがスタートになります。
これまでベルリン、ロンドン等に出展し、現在はパリで展開しています。
NAGATANIの母体はハンドバッグ製造メーカーになります。
50年間もの長い年月、ハンドバッグを作ってきた実績を元にNAGATANIというブランドを発展させています。
NAGATANIは、日本の熟練職人が職人魂を込めて制作しているブランドになります。
素材と技術に一切の妥協は有りません!
NAGATANIの製品ラインナップ
NAGATANIの製品ラインナップを教えて下さい。
NAGATANIのメインは、レディースのバッグになります。
ハンドバッグ、ショルダーバッグ、トートバッグ、そしてレディースウォレット。
その他、メンズバッグとメンズ財布も扱っています。
メインはレディースのハンドバッグになります。
その他、ショルダーバッグ、トートバッグ、ポシェット、財布、チャーム、更にはキーホルダーなども扱っています。
メインはレディースバッグになります。
ただ、旅行用ボストンバッグは現在取り扱っておりませんが、その他は大抵揃います。
オフィス用は勿論、カジュアルやデイリーユースのモノ、デートやパーティーなどにも使えるバッグを扱っています。
また、メンズのモノも少数ですが扱っている他、ユニセックスの製品も展開しています。
NAGATANIの特徴と拘り
NAGATANIのバッグや財布の特徴と拘りを教えて下さい。
NAGATANIの1番の特徴は、ドイツの名門タンナー、WEINHEIMER社の誇るシュリンクレザー・ESPOIR(牛革)を使用し、日本の職人が縫製している点になります。
WEINHEIMER社の牛革は、スイスのアルプスにて豊かな自然に育てられた仔牛を使っており、文字通り特別に上質なレザーで、限られた量のみが流通している革となります。
その美しい極上のレザーを、日本の熟練職人が縫製しているのですが、高い技術を有するが故の完成度で有り、そこを大変高く評価して頂いております。
NAGATANIでは、『カラーセレクトオーダー』というのが有り、オーダーメイドのバッグをお作りし、お客様の好みのバッグをお届けしています。
このオーダーメイドの場合、NAGATANIでは一人の職人が最初から最後まで、全て一人で作り上げます。
多くの場合、バッグを作る際はライン生産と言って、10人位の職人が自分の担当の部分のみを製作しています。
例えば、バッグの取っ手の部分を担当する職人、或いは金具を担当する職人といった感じで、何人かの職人で手分けして1つのバッグを作り上げるのですが、NAGATANIのオーダーメイドは違います。
革の選定から裁断・縫製、各々の行程を、熟練の選ばれし職人が、注文下さったお客様の為に、世界に一つのバッグを作り上げているのです。
一人の職人が細部にまで拘って作り上げたモノと、何人かで手分けして作るライン生産品、この違いは使って貰えば必ずお解り頂けます!
そして、NAGATANIの拘りは素材!
NAGATANIで使用している革は、ドイツのWEINHEIMER社のシュリンクレザーなのですが、この革は、エルメス(HERMES)のトゴと同じ素材になります。(管理人注:エルメスのトゴとは、エルメスのバッグのフラッグシップになります。)
一番の拘りは、素材の良さと縫製の美しさです。
ドイツ製のシュリンクレザーが主力なのですが、この革は、風合いとシボ(皮革製品の表面のシワ模様を「皺(しぼ)」と言います)の美しさ、そして発色の良さが魅力になります。
使い込んでも風合いが美しく馴染んでいきます。
因みに、エルメスでも同じ革を使っているんですよ!
そして、個人的にNAGATANIで注目して欲しいのは、デザインの可愛らしさですね!
バッグなどで使用されている革ステッチは、手縫いの可愛らしさに溢れています。
いわゆる本革のバッグや財布というと、どうしても無骨なモノが多いのですが、NAGATANIのモノはチャーミングで、そして使い易さを心掛けています。
NAGATANIの特徴を伺った所、三者三様とも言える答えが返ってきました。
唯一、三人が声を揃えていたのが素材の良さ!
NAGATANIで使用している革、WEINHEIMER社のシュリンクレザーは、エルメス(HERMES)のトゴ(TOGO)と同じ素材というお話が出ました。
シュリンクレザーとは、カーフレザー(牛革)を徹底的に縮めて耐久性を高めた革で、レディースの定番とも言える素材になります。
シュリンクレザーの特徴は、エレガントで飽きの来ない美しさと柔軟性で、使うほどに馴染み、味わい深くなっていく、革の魅力とも言えるエイジングを楽しめる素材になります。
エルメス(HERMES)の扱うレザーは30種類程有りますが、エルメスのフラッグシップとも言うべきバーキンで使用されているエルメスレザーのトゴ(Togo)は、まさにNAGATANIで使用しているWEINHEIMER社のシュリンクレザーになります。
そして、私見ですが、このエルメスと同じ革を使用しているという点が、NAGATANIの海外での人気の理由になっているのでは、と思います。
エルメスのバッグ、特に、トゴ(Togo)のバーキンは日本でも良く見かけますからね。。。(というか、持っている人は見せつけてくる?)
勿論、バーキンは素敵なバッグには違い有りませんが、まるでそれを持つ事がステータスかの様に多くの人が持っているのを目にすると・・・「人とは違ったものを持ちたい!」と思う人が増えるのも自然な事かと思います。
上の写真は、NAGATANIのハンドバッグなのですが、エルメスがお好きな方は一瞬「ん?バーキン??」と見間違うかもしれませんね。
バーキンの様でエルメスに非ず、とは言え、可愛らしいチャーミングな手縫い風のステッチは、女性の心をくすぐり、思わず見入ってしまいう事でしょう。
バーキンと同じ素材を使用し、品質やデザインも洗練されているNAGATANIのバッグが世界で人気なのも納得です。
NAGATANIのバッグ
NAGATANIのバッグの種類を教えて下さい。
ハンドバッグ、ショルダーバッグ、トートバッグ、大きくはこの3つになります。
NAGATANIのバッグは、受注生産品と既製品が有ります。
受注生産品は、注文が有ってから革の選定、裁断・縫製、という流れになります。
ハンドバッグ、ショルダーバッグ、クロスボディー、ビックトート等になります。
NAGATANIのカラーセレクトオーダーについて
NAGATANIの特徴として、カラーセレクトオーダーが有ります。
これは、現在はレディースバッグでのみ受け付けているいわゆる受注生産品になります。
既製品とカラーセレクトオーダーのそれぞれのお勧めポイントを教えて下さい。
カラーセレクトオーダーは、革の色が10色、金具が3色、更にステッチの色を掛け合わせて自分の好みでオーダーして頂く受注生産品になります。
カラーセレクトオーダーの魅力は、先ずは自分の好きな色でオーダー出来るという点になります。
そして、革の魅力という観点から申し上げると、最大のお勧めポイントは、受注してから革を裁断して造り上げますので、完成した後、一番綺麗な状態、一番新鮮な状態でお届けできる点になります。
いわゆる出来立てのホヤホヤですね!
革は生き物ですので、既製品の場合は完成後、時間が立つにつれ、少なからずエイジング、経年変化が起きてしまっていると言えます。
それ故、革の魅力という点で言えば、お勧めはカラーセレクトオーダーですね。
ただ、カラーセレクトオーダーは受注生産ですので、完成まで2か月ほど時間がかかります。
例えば、来週が誕生日なのでそれに合わせて・・・というと、記念日に間に合わなくなってしまいます。
ですので、逆に既製品のメリットは、直ぐに届けられる、欲しい時に買える点になります。
既製品の良さは、価格がリーズナブルな点ですね。
オーダー品は、値は張りますが、一生モノになります。
NAGATANIのオーダー品は、アフターフォローも万全ですので、一生モノどころか、親から子へ、更には孫へと受け継いで使う事も出来る位です!
先日も、猫にかじられてしまったというお客様から相談が有り、修理したのですが、とても喜んで頂ける程に治させて頂きました。
オーダーメイドでバッグ作るというと、出来上がってみたら自分がイメージしていたモノと違ったなんてことにならないかしら・・・と不安になる方もいる様ですね(笑)
NAGATANIのカラーセレクトオーダーは、バッグの型は決まっていて、革の色と金具の色、そしてステッチの色でオーダーするので、自分の好きな色をチョイスする、自分の好きな色で仕上げられるのが特徴です。
どれを組み合わせても変になる事は有りません(笑)
自分の好きな色で拘って作るのもお勧めですし、長い間使う事を考えて、飽きのこない色で仕上げるのもお勧めです。
因みに、一番人気の色はオークになります。
また、NAGATANIのクオリティーは既製品とは言え、他と被る事は無いですよ!
上の写真は、NAGATANIのカラーセレクトオーダーで選べる革の色になります。
この10色と、3色の金具、そしてステッチの色を組み合わせてバッグを作れるのですから、デザインが好きな方にとっては溜まらない魅力でしょう!
私も「細君に私がデザインしたバッグをプレゼント出来たら素敵かも!」と思いますが、何せ女心が解らず悪趣味センスの悪いワタクシ・・・私には色の組み合わせの自信が無いので・・・既製品かな(泣)
NAGATANIの財布
NAGATANIのメインはレディースのバッグですが、財布も扱っていますよね。
NAGATANIの財布について、教えて下さい。
長財布と小銭入れを扱っています。
一番人気は、SAHOという長財布になります。
これは、女性を意識して作ったモノなのですが、ユニセックスの財布で、男性で愛用されている方も多くいらっしゃいます。
使用している革もWEINHEIMER社のシュリンクレザー・ESPOIR(牛革)になります。
ただし、バッグで使用しているのはカーフ(生後6か月以内の仔牛の革)ですが、財布のSAHOで使用しているのはキップ(生後6ヶ月から2年位までの牛革)になります。
NAGATANIの財布は、シュリンクレザーを使用したラウンドファスナー長財布がメインです。
この他、ハラコやエナメルを使用した財布も扱っています。
NAGATANIの財布で一番人気は、シュリンクレザーを使用したSAHOの長財布になります。
ユニセックスの財布になります。
秋冬にはハラコの財布も扱っています。
NAGATANIの財布、SAHO
上の写真が、NAGATANIのラウンドファスナー長財布、SAHOになります。
銀面(財布の表面)に繊細ななシワの様なモノが見えるかと思いますが、これは「血の道」と呼ばれる、実際に血管が通っていた跡になります。
当然ですが、血の道はひとつひとつ異なります。
そんな天然皮革の魅力を堪能できるシュリンクレザーの最大の特徴は、傷擦れに強く、型くずれも起こしにくいという扱い易さになります。
内装にはヌメ革が使用されています。
そして、個人的に嬉しかったのが・・・
NAGATANIのロゴが、内装に控え目に刻印されていた事!
財布の全面にこれでもか!という位にブランドロゴが刻まれた財布を見る度に、これではどんなに良い革を使っても同じだし、革を剥がれた牛も浮かばれまい・・・と思ってしまう管理人WalletLabo。。。
NAGATANIの財布は、素材の良さを損なう事無く、シュリンクレザーの魅力を堪能できます。
こちらはSAHOの手引なのですが・・・NAGATANIの社員さんは、SAHOはユニセックスで男性で愛用している方も多いと仰っていましたが、この金具を見ると、やはりどちらかと言うと女性向けなのかな・・・と思ってしまいますね。
プレゼントにもお勧め!
NAGATANIの革製品をプレゼントした経験が有りましたら教えて下さい。
勿論、有りますよ(笑)
義母にショルダーバッグをプレゼントしました。
因みにカラーセレクトオーダーのショルダーバッグです。
義母自身に形と色を選んで貰い、プレゼントしました。
嫁にハンドバッグ、義母にショルダーバッグをプレゼントしました。
因みに、カラーセレクトオーダーです。
本人に自分の好きな色で選んでもらい、オーダーしてプレゼントしました。
母にポシェットをプレゼントしました。
私はカラーセレクトオーダーでは無く、既製品をプレゼントしました。
男性陣がカラーセレクトオーダーでプレゼントし、女性社員さんが既製品をプレゼントしているのは興味深いですね!
やはり・・・男性目線でレディースのバッグをプレゼントしようと思った場合、どれを選べば喜んで貰えるか、難しいですからね。。。
ならば!本人にオーダーして貰って、自分の好みに合ったモノをプレゼントするというのは、最強のプレゼントかもしれません。
奥さんへのプレゼント、そして義母様へのプレゼントをお考えの殿方に、NAGATANIのカラーセレクトオーダー、お勧めです!
後日談ですが、管理人WalletLaboは、義母様にナガタニの財布・SAHOをプレゼントしました。
因みに、色はオレンジレッド。
義母様に選んで頂いた色になります。
詳しくはこちら⇒NAGATANI(ナガタニ)の財布 | SAHO
上の写真は、今回の見本市でプレゼントして頂いたNAGATANIのカードケースになります。
管理人WalletLaboは、このカードケースにRIZAPの会員証を入れてRIZAPに通っています。
ラグジュアリーなRIZAPのフロントで、NAGATANIのカードケースから会員証を取り出すのが嬉しくて仕方無い管理人WalletLabo。
世界のセレブを虜にするNAGATANIのバッグ、財布、お勧めです。
※NAGATANIの製品の価格ですが、ヨーロッパ産の天然皮革を使用している為、レート等の関係で変更になる場合が有りますので、公式サイトでご確認下さい。