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今回は、イタリアの名門タンナー・カルロ・バダラッシ社のミネルバボックスを使用している日本の財布ブランド2社、COCOMEISTERと、AYAME ANTICOをご紹介します。
ミネルバボックスは、皮革文化の国、イタリアが世界に誇るイタリアンレザーになります。
革らしい革とも言えるミネルバボックスは、扱いやすいレザーでも有り、初めて本革を買う人にもお勧めです。
こちらでミネルバボックスに関して、詳しく解説したく思います。
カルロ・バダラッシ
カルロ・バダラッシ・CONCERIA CARRO BADARASSI(記述によってはバダラッシ・カルロ社と綴られる事も有り)は、創業者の名前を冠したイタリアの名門老舗タンナーになります。
カルロ・バダラッシ社は、伝統的なパケッタ製法を現代に蘇らせたカルロ氏が1967に創業。
因みに、パケッタ製法とは、牛革を植物タンニンで鞣し、オイルをゆっくり時間をかけて染み込ませる製法で、イタリアの皮革文化の伝統・象徴とも言える製法になります。
パケッタ製法で作ったミネルバボックスで世界に名を轟かせる世界的に知名度抜群のタンナーになります。
ミネルバボックス
ミネルバボックスの特徴は、革本来の表情(傷やシワなど)を残した自然さであり、『シボ』にあるといえます。
因みに、シボとは革の表面に見える凹凸の様なモノになります。
上の写真は、二つともアヤメアンティーコ(AYAME ANTICO)のミネルバボックスを使用した財布なのですが、上の方がシボが多いのがお解り頂けるかと思います。(写真だと少し解りにくいかな。。。)
このシボ(凹凸の様なモノ)を持った、同じモノが二つとない自然の風味こそが、ミネルバボックスの特徴と言えます。
そして、ミネルバボックスが革好きの間で高い評価を得ている理由に、エイジング・経年変化が挙げられます。
使い込む程に深みを増し、艶やかで高級感のある表情へと変化していくミネルバボックスは、天然皮革のエイジングの魅力を堪能出来る極上のレザーと言えます。
ココマイスターのミネルバボックス
上の写真は、COCOMEISTERのミネルバボックスを使用した長財布、マルティーニ クラブウォレットになります。
因みに、ココマイスターではミネルバボックスの事を独自のネーミングで『マルティーニ』と名付けています。
ココマイスターのマルティーニシリーズは、ミネルバボックスを使用したシリーズになります。
ココマイスターについて、更に詳しくはこちら⇒ココマイスターの社員が語る財布の見方
アヤメアンティーコのミネルバボックス
上の写真は、AYAME ANTICOのミネルバボックスを使用した長財布になります。
知る人ぞ知る日本のレザーブランド、アヤメアンティーコ・AYAME ANTIC。
アヤメアンティーコに関して、少しばかり解説しますと・・・2014年6月創立のアヤメアンティーコは、比較的新しいレザーブランドながら、若き革の匠、菖蒲智氏の起こしたメーカーという事で大きな注目を集めています。
結城紬の産地として名高い茨城県結城市生まれの菖蒲さん、そんな菖蒲さんの御母堂様は結城紬の職人さんとの事。
お母様からの職人魂を受け継いでいる菖蒲さんは、日本でレザーブランドの立ち上げに携わった後、イタリアに留学し、フィレンツェにてレザーアイテムの製作を学びます。
菖蒲さんは、フィレンツェの学校を卒業後もイタリアに留まり、かの地で実際に革製品を製造・販売に携わり、その経験を下に、2014年に故郷・茨城県結城市にて、厳選したイタリアンレザーを主に取り扱う皮革製品の新しいブランド、アヤメアンティーコ(AYAME ANTICO)を立ち上げました。
日本の職人魂をDNAとして受け継ぐ菖蒲さんの革製品は、イタリアの皮革文化と日本の職人魂の織り成すハーモニーとなっており、革マニア唾涎の玄人好みのブランドとなっています。
アヤメアンティーコについて、更に詳しくはこちら⇒アヤメアンティーコ(AYAME ANTICO)
カルロ・バダラッシ社のミネルバボックスに関しての私見
私見ですが、ミネルバボックスの魅力は、やはりエイジング、経年変化に有るかと思います。
毎日使うウチに、手の脂が自然と革に馴染んでいき、革なまるで白木にニスを塗ったかの様に艶やかにエイジングしていきます。
また、シボが有る為に、傷が目立ち難い=メンテナンスが楽という点もお勧めポイントになるかと思います。
ミネルバボックスの場合、一番のメンテナンスは毎日使う事、財布を使用する事で『手の脂』を自然と馴染ませるのが最高のお手入れで、傷は揉み込んでしまうのが一番です。
その点では、初めて本革製品を購入する方にもお勧めの逸品になります。