AYAME ANTICOの二つ折り財布(後述しますが、ちょっと個性の有る二つ折り財布になります。)、ポルタフォーリオ ピエゲーヴォレのご紹介です。
アヤメアンティーコ(AYAME ANTICO)
アヤメアンティーコ(AYAME ANTICO)は、2014年6月に誕生したばかりの新しいブランドながら、創設者である若き革製品の匠、菖蒲智氏のこれまでの実績プラス、菖蒲氏が「革」の本場、イタリアのフィレンツェで実際に革製品を製造・販売してきた事、そして、その経験を下に、厳選したイタリアンレザーを主に取り扱っている事で、注目を集めている皮革製品のブランドです。
菖蒲智氏
上の写真がアヤメアンティーコ(AYAME ANTICO)代表・菖蒲智氏になります。
そして、菖蒲さんが手になさっているのは、ご自身で愛用なさっている小銭入れ、ポルタフォーリオ・フォルマエッレになります。
ポルタフォーリオ ピエゲーヴォレ
上の写真がアヤメアンティーコ(AYAME ANTICO)のポルタフォーリオ ピエゲーヴォレになるのですが、一見すると普通の二つ折り財布に見えますよね?
実はこの二つ折り財布「ポルタフォーリオ ピエゲーヴォレ」は、菖蒲さんならではの拘りの逸品なのです。
なんと!ポルタフォーリオ ピエゲーヴォレには小銭入れが無いのです!
二つ折りの札入れ
菖蒲さんの談によると・・・ポルタフォーリオ ピエゲーヴォレは、バックを持たずにズボンやジャケットのポケットに入れて使用する事を前提として、ポケットが膨らまない様、一番財布が膨らむ原因である小銭入れを外し、スタイリッシュな装備に仕上げたそうです。
小銭入れを外した分、カード段を付ける事で、キャッシュカードや定期券等を頻繁に利用する現代のニーズに応えたとの事。
ポルタフォーリオ ピエゲーヴォレは、「小銭入れは別に持つ」という拘りのあるスマートな大人の為の二つ折り財布になります。
もしかすると、「小銭入れの付いていない二つ折り財布?不便じゃない??」と思うかもしれません。
ですが、上の写真で菖蒲さんが手にしているL字ファスナーの小銭入れを持っている場合・・・L字ファスナーの小銭入れは大変便利で、小銭は勿論、お札やカードも沢山収納できる小銭入れを持っている場合、併用するのはポルタフォーリオ ピエゲーヴォレの様なカード段が沢山付いていて、小銭入れの付いていない二つ折り財布(むしろ、札入れという方がふさわしいかもしれません。)の方が便利かもしれません。
管理人Wallet Laboも、菖蒲さんと同じようなL字ファスナーの小銭入れと長財布を愛用していますが、常に持ち歩いているのは、L字ファスナー小銭入れになってしまっています。
それ位、L字ファスナー小銭入れは大変に便利なのです。
なので、小銭入れとの併用を考えている方にはお勧めかもしれません。
因みに、ポルタフォーリオ ピエゲーヴォレの素材は、「シボ」と呼ばれる革表面の皺が特徴のミネルバボックス。
ミネルバボックスのシボ
上の写真は、どちらもアヤメアンティーコ(AYAME ANTICO)のミネルバボックスを使用した財布なのですが、「シボ」(革表面の凸凹の様な皺)が多いのと少ないのとの違いを見て頂けるかと思います。
この様に、世界に二つとない表情(シボ・皺)を持つのがミネルバボックスの特徴であり、そして、このシボは使いこむ事によってやがて薄くなり、消えていきます。
シボが消えるほど、深くエイジングするのがミネルバボックスの経年変化であり、シボに代わって美しい艶が出て来るのが特徴になります。
イタリアの革業界で「バケッタ」とは、植物の渋成分でなめされた植物なめし革の総称です。ベジタブルタンニンレザーとも呼びます。植物なめしの革はイタリアには数多くありますが、その中でミネルバボックスは、なめしの工程で牛脚の固形脂を大量に投入することが特徴です。この脂は浸透するまでに非常に時間がかかりますが、その分オイルたっぷりの革ができあがります。オイルたっぷりの革は乾燥しにくいため、時間が経ってもひび割れを起こしづらく、深い飴色に変化し、革のコシを保ったまま少しずつ柔らかくなっていきます。
ドラムという巨大な洗濯機のような機械に革を入れ、回転させることで中の突起物にぶつけ繊維をほぐし、柔軟さを生むと同時に、革にシボ(革表面の皺)を出す空打ちという工程を行うことも特徴です。型押しのシボと違い、部位によって現れ方が違いますが、この自然なシボは素朴で風合い豊かな革の証です。
ポルタフォーリオ ピエゲーヴォレのスペック
ポルタフォーリオ ピエゲーヴォレの内装には、ヌバックが使用されています。
ヌバックとは、革の表面(銀面)を擦り、少しだけ起毛させた独特の革です。本来そのまま使用できる銀面をあえて擦るという手間を加えることで、エレガンスな風合いを持たせた高級皮革です。
革の裏面(床面)を起毛加工したものはスウェードと呼ばれます。また、床面をより深く起毛させたものをベロアと呼びます。しっとりしているスウェードやベロアの手触りに対して、ヌバックはサラサラしています。また、指でなぞった箇所だけ起毛部分が寝るため、そこだけ色が変わるのも特徴です。光の受け方によっても色の見え方が変わるため、革にベルベットのような色合いが生まれます。
ヌバックは革の断面(コバ)の処理が難しく、通常はヘリを返して縫いこむヘリ返しという方法が使われます。アヤメアンティーコでは、コバを塗って仕上げるコバ塗りというひとつ上の技法を使用し、さらにその上から丁寧に磨いています。このコバ塗りを美しく仕上げることができるのは、日本の熟練職人ならではの技術と言えます。
ポルタフォーリオ ピエゲーヴォレのカラーバリエーション
ポルタフォーリオ ピエゲーヴォレのカラーバリエーションは、ネロ(ブラック)とマッローネ(ブラウン)の2色になります。
アヤメアンティーコのポルタフォーリオ ピエゲーヴォレについて、更に詳しくは↓↓公式サイトへGO!!
当サイトでレビューしているアヤメアンティーコのミネルバボックス
当サイトでレビューしているアヤメアンティーコのミネルバボックスシリーズです。
- イントルノ ポルタフォーリオ(長財布)
- ポルタフォーリオ クラシコ(長財布)
- ポルタフォーリオ フォルマエッレ(小銭入れ)
- コペルティーナ リブレリア アンティーカ(ブックカバー)
- ポルタビリエッティ ダヴィジタ(名刺入れ)
- アストゥーチョ ペルペンネ(ペンケース)
- ポルタキアーヴィ レッタンゴロ(キーケース)
- ポルタモネーテ クアドラート(コインケース)
アヤメアンティーコ公式サイト
アヤメアンティーコの製品の値段やカラーバリエーション、ディテールは、予告なく変更になる場合が有ります。
詳しくは公式サイトでご確認下さい。
アヤメアンティーコをより深く知る為に
アヤメアンティーコをより深く知る為に、こちらのページもお勧めです。
アヤメアンティーコを徹底解説⇒アヤメアンティーコ(AYAME ANTICO)
アヤメアンティーコの創業者、菖蒲智氏の財布
アヤメアンティーコの創業者であり、代表の菖蒲智氏の財布をご紹介しています。
菖蒲智氏の財布⇒アヤメアンティーコ・菖蒲智氏の財布
管理人WalletLaboのコレクション
管理人WalletLaboがコレクションしているアヤメアンティーコのレザーアイテムです。
ミネルバリスシオ ポルタカルテ
管理人WalletLaboが愛用するアヤメアンティーコの名刺入れ、ミネルバリスシオ ポルタカルテです。
詳しくはこちら⇒アヤメアンティーコの名刺入れ「ミネルバリスシオ ポルタカルテ」
チントゥーラ ファッタアマーノ
管理人WalletLaboが愛用するアヤメアンティーコのベルト、チントゥーラ ファッタアマーノです。
詳しくはこちら⇒アヤメアンティーコのベルト「チントゥーラ ファッタアマーノ」
チャンベッローネ
管理人WalletLaboが愛用するアヤメアンティーコのキーリング、チャンベッローネです。
詳しくはこちら⇒アヤメアンティーコのキーケース「チャンベッローネ」