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今回は、イタリアの名門タンナー、ABIP社のポニースキン(ハラコ、或いはベビーカーフ)を使用している日本の財布ブランド2社、NAGATANIと、AETHERをご紹介します。
ポニー専門タンナーABIP
イタリア北部の都市、ブリシアの名門タンナーABIP社は、1940年創業の老舗タンナーになります。
ABIPは、ヨーロッパでもっとも有名なポニースキン(ハラコ、或いはベビーカーフ)のタンナーで、世界的なハイブランドのポニースキンの多くはABIPのモノになります。
ABIP社の歴史
ABIPという名は、既に世界的な知名度となっていますが、歴史を紐解きますと、Russo di Casandrino(ルッソ・ディ・カサンドリーノ)の傘下のタンナーになります。
カンパーニャ州ナポリの老舗タンナー、Russo di Casandrino(ルッソ・ディ・カサンドリーノ)は、ベビーカーフやラムといった最高級レザーを得意とする世界的タンナーになります。
そして、Russo di Casandrino(ルッソ・ディ・カサンドリーノ)傘下とし、ポニー専門タンナーとして名を馳せるのがABIP社なのです。
NAGATANI(ナガタニ)のNANCY
上の写真は、ABIP社のポニースキンを使用したNAGATANIの財布、NANCYになります。
知る人ぞ知るレディースブランドのNAGATANI(ナガタニ)の革製品は、そのクオリティの高さから、皇室や米国ファーストレディ向け商品の別注を受けているという、文字通り、日本が世界に誇るレザーブランドになります。
写真でお解り頂けるかと思いますが、毛皮の様な毛並みの良さとなっています。
NAGATANI(ナガタニ)の社員さんに伺ったところ、普段使い・・・というよりは、着物を着る時等、特別な時の財布としての使用がお勧めとの事です。
NAGATANI(ナガタニ)のNANCYに関して、更に詳しくはこちら⇒NAGATANI(ナガタニ)の財布 | NANCY
エーテル・AETHERの財布
上の写真は、同じくABIP社のポニースキンを使用したAETHERの財布、ルージュ・アネットになります。
こちらも大変に毛並みの良い財布となっております。
エーテル・AETHERの社員さんによると・・・
ヘアレザーの最高峰、abip社のポニースキンを使用したルージュ・アネットで注目して頂きたいのは、毛並みと発色の良さですね。
この鮮やかな赤い色は、一度原皮のヘアレザーを白く抜いてから、改めて赤く染色しているからになります。
ただ・・・ルージュは大変繊細なレザーになるので、ブラッシングなどのお手入れが必要になってくるかと思います。
やはり、ポニースキンは普段使いには少し難しい財布かもしれません。。。
ただ、エーテル・AETHERではもう一種類、ABIP社のポニースキンを使用したシリーズを展開しています。
上の写真は、ABIP社のポニースキンを使用したエーテル・AETHERのロゼ・アネットになります。
エーテル・AETHERの社員さんによると・・・
ロゼシリーズで使用しているのもABIPのポニースキンになります。
毛並みが柔らかく、そしてラメ感というか、キラキラした感じが女性受けする逸品です。
ロゼはアニマル柄なのですが、とても可愛らしい感じのアニマル柄なので、その見た目に惹かれる方が多い様です。
ただ・・・耐久性に関しまして、毛並みが宜し過ぎると言いますか・・・使っていると、毛がケバケバしてきてしまう点は否めません。
買った時のままの状態を保つのは少々難しいかもしれません。
私見ですが、ルージュシリーズの様に全面ポニースキンの物よりもアニマル柄のロゼシリーズの方がケバケバは目立たなそう、普段使いには向いているかと思います。
エーテル・AETHERに関して、更に詳しくはこちら⇒アートレザーを用いたエーテル・AETHERの魅力を徹底解説!
ABIP(アビップ)社のポニースキンに関しての私見
イタリアの名門タンナーABIP(アビップ)社のポニースキン(ハラコ、或いはベビーカーフ)を使用している日本の財布ブランドとして、NAGATANI(ナガタニ)とAETHER(エーテル)の2社をご紹介しました。
いずれもABIP(アビップ)のポニースキンを使用ていますが、デザインや金具等に違いが有り、表情の違いというか、同じヨーロッパ人でありながら、フランス人とドイツ人の様な違いを見ていて感じます。
いずれにせよ、ABIP(アビップ)のポニースキンは毛並みが非常に宜しいので、毎日使うというよりは、着物を着た時等、特別な時に持ちたい逸品と言えるかもしれません。